現在、無職となり自由を謳歌しております。(息子には専業主婦ではなくニートや!と言われてます)
正式には2月中旬で退職してますが、12月の中旬から有給消化していたので、実質もう4か月ほど何もしておりません。
子どもが1歳半ぐらいからずっと、保険証を切れないようにと転職を繰り返しても途切れることなく働いてきました。そんな私がとうとう次の職場も決めずに辞めると決断しました。大学というお金をかかる前に退職するなんて…。世間にはかなり理解されない行動ですが、それに至った経緯と実行した事の話です。
辞めた一番の理由
子どもと一緒にいる時間が残り少ない事に気づいたから
辞めたいと思い始めたきっかけは、異動に伴い働く意欲が低下し、言われたことだけを黙々とお金のために正社員で働いている私が嫌だったからです。でもそんな理由で辞めるのは我慢が足りない、どこに行っても同じだし、正社員なんだから当たり前。でも、せめてもう少しゆっくり子どもと関わる時間が欲しかったのです。
彼の望む学部は非常に狭き門で、私立だと学費が高い、国公立は難関です。私はお金ばかりを気にしていたのですが
『最短で来年4月には家を出てしまう』
子どもと残された時間が少ないことに気づきました。
辞める為に実行したこと
お金が足らないと思っているが、現実問題どうなの?ということを整理する必要があるので、お金の問題を可視化するためにこの3つを洗い出しました。
- 実際に必要となる費用を算出
- 貯金額の把握
- 奨学金返済シュミレーションをする
<実際に必要なとなる費用の算出>
大きくこの4つが最低限必要と考えました。
- 学費
- 下宿費
- 教科書代
- 帰省費
学費は、ネットサイトを見れば書いてくれているので簡単に調べられます。
下宿費用は平均7〜10万らしいので、多めに10万と仮定
教科書と帰省費を100万ぐらいに設定
合計すると、私立は最低で約2000万程必要。高すぎる!
国公立なら、約1000万程あれば余裕。すごい差…
私立は学費を調べると同時に学校独自の奨学金もないか合わせて調べました。
<貯金額の把握>
とりあえずすべての通帳記入をして持って帰ってきて確認です。そこから最低限私に必要な金額を差し引きます。その結果は
私立なら学費を出すことで精一杯。下宿、教科書、帰省費用までは無理
国公立なら全く問題なし
<奨学金返却シュミレーション>
私立に行く場合は無利子+有利子を合わせて約110,000円借りると仮定すると
20年毎月約38000円の返却 とのこと
独身ならどうにかなりますが、家庭を持った時にこの額はキツイ
国公立なら無利子の範囲で借りるのもありかな。
このシュミレーション結果を息子に見せた時の反応がすごかった…
お金のためには正社員で働くべき…でも一緒にすごす時間を大切にしたい…
現状私立はC判定、国公立はE判定。
タイムマシンに乗って未来に行ければ…即決できるのになー
結論の出し方
どちらの選択が後悔しないかを自分に問いつづけるしかありません。
子どもの受験のために仕事まで辞めるなんて。そこまでするのは過保護すぎる。
大学受験は親がお金出す以外に何もすることない。
その意見は正解です。
我が家は産まれた瞬間からひとり親家庭で、世間の家庭に少しでも近づけるように私が必死だったと思います。残り少ない時間を目の前にすると、世間の家庭の気持ちより、子どもとの時間を大切にしたい気持ちが勝ちました。
ええい!お金が足らないと決まったわけじゃない。足らない時はその時考えよう。会社を辞めた方が絶対に後悔しない気がする!
心の答えに従い私は退職を決意しました。
幸い国公立に合格したため、お金問題は無事解決しました。
今は次の働き先が見つかるだろうか…と、不安になります。でも一番子どものしんどい時に真正面から向き合えて良かったです。
今回伝えたい事
- いつまでも子どもとの時間があるわけではない
- 後悔しない選択をする為に、勢いではなく冷静に分析できる材料も用意する