私は超が付くほど近眼強い。処方箋に-7.50Dと書いてあったので強度近視です。
正式に調べてもらったわけじゃないけれど、かかりつけ医にレーシックをしてみたいと相談したところ、かなりの角膜を削る必要があるのでできないレベルかもと伝えられたことがあります。
このレベルになると、眼鏡をとったら生活できないのです。
眼鏡のレンズもかなり太くなるので、今お手軽に買える眼鏡屋さんでの購入はちょっと向きません。
物心ついたころから、目が見えるという記憶がありません。小学校2年になったら眼鏡をかけていました。学生時代に目が悪くて一番困ったのはプールの授業でした。
コース番号を指定されても文字が見えない。友達を間違える。段差がわからない。
人からの目線が見えないのに、話かけられたりすると怖い。泳げないこともあるから、よけい嫌だったのかもしれない。目が見えないといっても、このレベルだと誰も思っていなかったと思う。
高校に入りコンタクトにしました。重い眼鏡から解放されたときは感動しました。でもハードコンタクトレンズだったため、ずれたりするのが時におっくうではありました。
子育て中にハードコンタクトをしていると、ずれた時に子どもから目を離してしまう事があり、ソフトコンタクトに変更しました。
20代後半では「飛蚊症」と診断され、普通はもう少し歳をとってからなるそうですが、強度近視が原因で若いうちに発症してしまったようです。いつ網膜剝離が起きてもおかしくないから、定期的に病院に行くようにと言われています。
若い頃はコンタクトを付けていたが、ここ数年はドライアイもひどくなり、コンタクトすら痛くてはめられなくなりました。フォーマルの席だけ1Dayを使う事にしています。
私は今まで目にいくらの金を費やしている事やら…目が良い人は本当に羨ましいです。
<私が眼鏡をかけてていて困ること>
- 眼鏡がくもる
最近のマスク生活で、冬は本当に「レンズくもり」との闘いです。ちゃんとくもり止め塗ってきてても・・すぐにくもる。あー不便!!イライラします。
春になり暖かくなってきたので、そのあたりは解消されてうれしい。 - 温泉で段差が見えない
旅先の慣れない風呂場は段差が見えないので怖いです。いつも眼鏡をかけて入ります。もし裸でこけてケガした時を考えると…恥ずかしい。
最近、こんな良いものを見つけたので買ってしまいました。
お風呂・サウナ専用の眼鏡です!見つけた時は「こういうの欲しかった!」と店員さんに言ってしまいました。価格も手ごろですしね。強度近視用もありますよ。
そんな「見えないのが当たり前」の私に生まれて初めて見える経験がありました。
強度近視のため定期的に眼科に通っており、いつものように眼科検診では視力検査をします。いやー。はっきりいってどこが開いているか適当に答えてます。見えてないです。
あのCは実は「ランドルト環」っていうらしい。
最近、40代後半となったため、先日の検診では老眼の検査も併せてすることになった。
手元に同じような「ランドルト環」が書いてある本を見せられて
どこが開いてますか?とお姉さんに聞かれます。
いや。全部見えるけど?簡単ですがな。右、下・・とすらすら答えます。
一番小さいのも余裕です。お姉さんこんな簡単な事を何で聞いているんだ?と思いながら・・・その時人生で初めて感じました。
あ!遠くの目が見える人ってこういう気持ちだったのかと・・・驚きました。
そういえば、入社した最初の上司が42歳で、老眼鏡を買うことを嫌だとめちゃくちゃ抵抗していた事を思いだしました。確かに42歳で老眼鏡は嫌やわ…。でも老けて見られたくないといって、目を酷使する方が良くないので老眼鏡をかけた方が良いと思いますが、でも老いを認めるのも悲しいですよね。なんとなく。
幸い老眼の進行はちょっと遅いようなのでありがたいけど、遠くも近くも見えなくなったら、私どうなるんだろうか…
今回の伝えたいこと
強度近視は、眼鏡がないと本当に何も見えない。
老いを認めたくなくても目に違和感出てきたら、迷わず眼科へ