先日、子どもの大学の入学式がありました。今のご時世なので親はオンラインでご覧くださいとの事で、せっかくなので入学式を見ると言うか、ラジオの様に流していました。
こういう時は、なんだかんだ色んなお偉い方が学生に向けてのご挨拶が慣例です。4人ほどお話されていた中で、みんな同じ事を言っていました。
「色々な事に挑戦してください。失敗してもかまいません。挑戦した経験が大事です」
若者向け挨拶の定番なのかとは思いますが、この歳になるとその言葉は正しいと感じます。学生時代は社会人になると自由な時間が少なくなるなんて考えもしませんでした。学生のうちに、遊びでも学びでもやってみたいことは経験しておくべきとつくづく思います。色んな視野が持て、人との出会いもあるからです。
でも、学生の時にはわからないんですよね。おそらく学生の皆さんは、早く話終わらんかなと思って聞いている人がほとんどだったと思います。私は、子どもにバイトだけでなく、海外旅行やサークル活動など、やってみたい事は色々やりなとアドバイスしています。経験も大事ですし、友人を作るのも大学が最後だと思うからです。
この話を聞いていて、挑戦って若い時しかできるで事なく、歳を重ねても出来る事もあるかもしれないと途中でふと、思ったのです。
そういえば、私は今まで挑戦を避けてきた傾向が強い気がします。
その理由を探ると
- 時間がない
- 体力もない
これが口癖だったと思います。
そういえば学生の時は「お金がない」と言ってあきらめていました。学生の時の1万円と今の1万円を使う気持ちはかなり違います。お金がかかるからあきらめていた挑戦ならば、今はできると思うのです。
でも潜在的な問題は「恥ずかしかったり、失敗を恐れる自分」ではないでしょうか。
昔施設の受付で働いていた頃、88才のおじいさんが、月に1回色紙に書を書いて持ってこられました。話をしていると、おじいさんは70歳から書道を始めたとの事でした。もう18年やってるんだよねと。うちの祖母も同じ歳ぐらいだったので、70歳から何か新しい事を始めるなんて考えられませんでしたのでびっくりしたのを覚えています。お世辞にも上手な書とは言えませんでしたが、人に渡す事が楽しくて続けていられるとおっしゃってました。
その方は人に見られるのは恥ずかしいとか思わずに、挑戦を続けていたのだなと。
恥ずかしいとか失敗を恐れずに、色々な事に挑戦しないともったいないですね。
今回の伝えたい事
- 挑戦は年齢に関係なくできる
- 挑戦に早い遅いはない