40代未亡人の迷走日記

日常のあれこれ、未亡人のおばさんが迷走している日記です。

獣医学部進学を目指す体験記①

ブログのネタに困ってきたなーと思ったら息子が一言
「俺の事書けばええやん。塾なしで現役国公立大学獣医学部行きました」って
お許しがでました。ネタにできるのでありがたいです。

獣医学部に子どもを進学するにあたり、情報があまり少なく大変でした。しかも我が家の様にお金があるわけではないのに、獣医学部に進学させたいと親御さんの何か力になればと思い書くことにしました。どう親として実行してきたかという話です。
勉強を頑張ったのは息子ですので勉強方法はどうしたらいいの?という情報はお伝えできません。悪しからず。

 


受験において私の役割

私は子どもに勉強を教えられるほど頭がよくありません。小4の時に、息子からの質問に返答できなくなったので、とうとうお手上げだと思い専門家へ託すことを考え始めました。そこからの親の役割というのは

  • 情報収集
  • 資金調達方法の検討
  • 情報を子に提示し選択を促す

この3つしかしていません。


我が子が獣医になりたいと言ったら、まず情報収集

身内に獣医師がいらっしゃる方以外は、まず「情報収集」に励んでください。
理由は簡単です。獣医学部を卒業した人から情報が聞ける事が本当に少ないからです。
我が家のような都市部にお住いの方は
「獣医で働いている、獣医学部を卒業したという人は周囲にいますか?」
「そういえば動物病院の先生以外、会ったことない。」と回答する人がほとんどです。
我が家ももちろん、親戚・知り合いで聞ける方を探しましたが、見つかりませんでした。医者・医学部卒は周囲にいると答える人が案外多いんですけどね…

 

獣医学部は全国に17校しかない

獣医の知り合いが少ないのは、獣医学部の少なさが影響していると思います。獣医師の国家試験受験資格を得ることができる大学は17校しかありません。世の中の獣医師はこの17校どこかのご出身と言うことになります。

へー。そうなんだー。ふーん。ではないのです。学校数が少ないという事は、必然的に倍率が上がり合格点が高くなってしまいます。つまり超狭き門の難関学です。学力がなければ、土俵に立てる立場になれません。
息子は中学2年の時に「獣医になりたい!」と言い出しました。それまでは「農学部に進んで日本の農業を変えるんだ!」と子どもらしい夢を語っていました。それが獣医になりたいと言うのです。農学部ならどこにでもあると思っていましたが、獣医師って…獣医学部だよね。どこに学校あるのかな?と
私は獣医学部の情報を調べました。全国に17校というあまりにも高い壁に「息子よ。君の夢は素晴らしいが、甘い考えでは獣医にはなれない。本気じゃないなら早く方向転換を検討するように」とつい言ってしまいました。
結局その意思は非常に固く、方向転換を一切することなく今日に至ります。

 

獣医学部は全国に散らばっている

数年前に岡山理科大学獣医学部を新設することになりましたが、その時に話題になっていたのでご存じの方も多いと思いますが、獣医学部は日本各地に点在していこの17校のうち、国立大学10校・公立大学1校・私立大学6校になります。

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さすがに関東地方は5校あるため自宅から通う事もできる人は多いかもしれませんが、それ以外の地方は下宿を選択する人が多いと思われます。
しかも、獣医学部は、他の医学系学部と同じで6年大学に通う必要があります。
獣医学部に進学させるには、6年間分の学費+下宿代も頭に入れておかなければなりません。

学力も大変だが、お金も大変だ・・・。学力があるのに、お金のせいで夢を諦めるのは私は一番嫌なのです。

「本気なら頑張れ、母さんお金はどうにかするわ」
想像つかない問題に対して楽観的な思考になってしまうところが、我ながら長所でもあり短所です。

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中学の卒業文集に書いてあった。

 

今回伝えたいこと

獣医学部へ進学するのは、甘い気持ちではかなり厳しい。