40代未亡人の迷走日記

日常のあれこれ、未亡人のおばさんが迷走している日記です。

自分の夢を叶えた息子との会話

最近は夕飯を食べながら、息子の大学生活の話を聞くことが多くなってきました。
高校時代は”母近寄ってくるな!!”のトゲトゲ雰囲気がありましたが、最近は彼も大学生活に馴染んできて余裕が出てきた様で、興味のある授業は楽しくて仕方ないのがよく分かります。好きな事を語りだすと止まらないのは小さな頃から変わらないなぁと思いつつ「へー」「ほほう」と相槌を打ちながら会話を楽しんでいます。

 

息子との会話「夢を叶えるには才能と努力と環境が必要」

そんないつもの夕飯の中で急に、

「母さんは子育て成功したなぁ」と息子が言い出しました。

おそらく背後には何かそういう会話が大学の友人たちと行われたのかと思いつつ、彼はなぜそんな事を言うのか意図が聞きたくなりました。

「なんでそう思うん?」と聞いてみると

「子どもがなりたいという夢を叶えさせる事ができたやん。だって、サッカー選手になりたいっていう子がサッカー選手になれるのは、ほとんどおらへん。
どんな事にせよ夢を叶えるということは、才能と努力と環境の3つが必要だよ。
サッカー選手に比べると確率は上がるだろうけど、俺が獣医の夢を叶えられるのも、この3つが必要だし、才能は父親の遺伝、環境は母さんが、あとは俺の努力でしょ(笑)」

 

なるほど、そういう意図で言ったんだとわかり、

「そうやな。私が夢を叶えてやれるためにできたのは、母親の狂気かな。子を本気で応援する気持ちがないと、夢は叶えてやる環境は与えられないしね。
そして息子君が絶対に最後まで諦めなかったこと。この2つが成功の要因かな」

 

なぜ母親の狂気という言葉を言ったかと言うと、以前2人で見ていた二月の勝者という中学受験を舞台にしたドラマで

「合格に必要なのは、父親の経済力と母親の狂気」

という強烈なセリフがあったからです。

www.ntv.co.jp

漫画のイメージ通りで、柳楽優弥めっちゃ演技上手と思った。

 

息子は

「確かに。母親の狂気は環境を与えるよね。プロ選手も、ピアニストもみんな親がすごい環境を与えてるもんな。我が家は父親の経済力がないけど、俺が諦めずその分頑張ったからな!(ドヤ顔)」

最終的には自分の手柄かい!というツッコミはやめておきました。

 

環境を与える親は、子どもの応援を好きでやっている

母親の狂気というのは極端な表現ですが、私は子どもに最適な環境を与えるために可能な限り時間・欲しい物の欲望はあきらめてきました。自分の人生のうち18年ぐらい多少あきらめても、後で時間と物は手に入ると考えていたからです。仕方なくではなく、自ら望んであきらめてきました。

ピアノで賞を取る子のママ友も、子どもを中心に時間とお金はかけているという話をしていたし、息子の高校の陸上部の保護者も全国を目指すだけあり、いつも熱心に遠方から学校に顔を出していました。でも皆さん「子どもの応援を好きでやってる」感じは共通しています。

 

子育てに正確はないし、本当に出口の見えないトンネルをずっと進んできました。今の息子の姿を見ると、私は「楽しく真剣に18年間子どもの応援をしてきた」と胸を張って言える気がします。
父がいないから、少しでも息子には幸せになってもらいたいという母親の狂気もあったかも(笑)

 

今回伝えたいこと

夢を叶えるには「才能・環境・努力」の3つが必要

親は環境を与える時に、子どもの応援が好きという気持ちも大切