夏至の日、今のバイト先で
「夏至の日って何が食べましたっけ?冬至の日はかぼちゃ食べたり、ゆず風呂入ったりしますよね。でも夏至の日は何もした事がないんですが、何かありましたっけ?」
とメンバーAさんの一言
確かに…
その場に4人居たのですが、誰も思いつきません。
タコ?ハモ?何か違うよね?
急にBさんが
「昔お茶を習ってたんですけど、水無月なら6月だけ食べます。」
Aさんも
「そうね!水無月は6月に食べるよね。京都だけの風習かもしれないけど。確か無病息災を祈願して食べたんじゃなかったかしら?」
私が
「え?あの上に小豆がのっていて、下が白い感じの和菓子であってます?」と聞くと
AさんとBさんが
「そうそう。それ!今なら和菓子屋さんに売っていると思うよ」
もう一人のCさんは九州出身なんで「水無月」というお菓子は聞いたことも見たこともないよと言っていました。
私は和菓子屋が大好きなので水無月というお菓子を店頭で絶対見たことがあったので、お菓子の外観を思い出すことはできたのですが、どちらかと言えば「こしあん派」の私はあえて買って食べたことはありません。まさか6月だけ売っているお菓子とは知りませんでした。6月限定と聞くと、ついつい和菓子大好き人間の心をくすぐられます。これは買わねばなりません。
ネットは自分の興味ある事を深掘りする事ができるけど、検索対象が無の状態からは何も得ることはできません。こういう何気ない会話から、自分の知らなかった情報を知る事ができるのは、人と関わる良い所だといつも思います。
で、気になるとすぐに買ってみたくなる私です。
さっそくデパ地下の和菓子店を何店か覗くと、確かに水無月が売っています。
あちこちで売っているのに、今まで気に留めていなかったなぁと思いながら、1店舗で買って帰りました。
店頭にも無病息災を祈願して食べたと書いています。
知らなかったな~。勉強になります。しょっちゅう和菓子を買いに来ているのに、興味がなかったら目に留まらないというのはこういう事だと思います。
せっかくなので、普通のと抹茶味の2種類を購入しました。
上は小豆で、下の部分はういろうになっています。
味は思ったより甘くなく、下がういろうのため、上の小豆が程よく口の中で主張されてもちもちのういろうがもったりしすぎないです。とても食べやすかったです。
あっという間に2つを完食してしまいました。
本当は6月30日に食べるみたいです。梅雨というのに暑い日が続いているので、夏を乗り切れるのか非常に心配ですが、残り半年も元気で乗り切れますように。
ちなみにですが、どうやら夏至に「たこ」食べるのは関西で正しいようです。前の職場で栄養士の人がたこにはタウリンがたくさん含まれているから、疲労回復にはいいんですよと言っていました。昔の人は栄養素とか知らないとは思うので、夏場は体力が弱まるのでタコを食べて元気になろうとしていたのでしょうか?
今回の伝えたいこと
京都では無病息災を祈願し、6月30日に「水無月」というお菓子を食べる