今は小さな頃から英会話教室に通わせたり、英語中心の幼稚園に通わせたり、早期英語教育に熱心なご家庭が多いと感じます。特に高収入の家になればなるほど熱心なイメージです。
我が家は英語の早期教育一切していません。中学で初めてローマ字を知るレベルでしたが、高校3年模試の偏差値62前後までになりました。早期教育してないから、英語はダメなんだ…と諦めている人に、諦めるのはまだ早い!興味を持つことが大切と伝えたいです。
日常の英単語でも興味を持つことが大切
この話をすると嘘だ!と人に言われるのですが、中学に入学した時点で息子はローマ字が全くかけませんでした。読むのはわかるレベルです。
家に帰ると珍しく必死に机に向かって、半分泣きながら言いました。
「お母さん、ローマ字書けないの俺だけやねん。どないしよう」
息子も衝撃的だったのでしょう。自分は初めて習うのに、周囲はローマ字をすらすら書いているのです。どうやら息子の中学は教育に熱心な家庭も多く、ほとんどの人が英語を小学校のうちに触れていたみたいです。
4月は毎朝早起きして学校行く前にローマ字の書く練習をしてから出て行っていました。息子が小中高と12年間のなかで、これほど必死に机に向かっていた姿はその後一切ないと思います。
GWを過ぎたら、ある程度みんなに追いついたので机に向かう事はなくなりました。
最初のハンデが響いたのか?中学時代はいくら頑張っても得意科目にはなりませんでした。でも息子を観察しているとスロースタートですが、英語に対する興味がかなりあるようでした。ゲームに出てくる英単語が日本語でどういう意味なのか?を辞書で調べたりして、日常で気になった英単語に対し興味を持っ事が多かったです。きっかけが掴めたら爆発的にのびるかも?と静観していました。
英語はYouTubeでいくらでも触れることができる
高校2年はコロナとなり、息子は自宅待機の日々が続く中、飛躍的に英語力が伸びました。
それは、YouTube三昧の日々だったからです。
これ面白いねんと必死に見ていたのがアメリカの親子喧嘩動画でした。
ゲームばかりする息子に父親が激キレして、ゲーム機壊す、ゲームソフトを割るなどの一部始終が撮られた動画なんですが、もちろん英語です。
「え?何言ってるかわかるん?」と言うと
息子は「この動画を日本語訳してくれる優しい人がいて、ある程度ニュアンスはわかるようになってるねん」と教えてくれました。
やっぱり面白いのは真面目な英語ではありません。それって日本語でも「NHKのニュース」より「バラエティ」の方が面白いのですから同じです。
この英単語がこういう日本語になるのか。この単語がこの意味で使えるなど、時には辞書を引きながら日常英語を学んでいました。
動画内容はともかく…ですが、英語に対する興味が広がり、耳が英語に慣れていくことを客観的に見ていて感じたので「そんなん見るのはよくない」とは絶対に言わないようにしました。
それ以降、学校の英語の成績も興味をもって取り組んでいったので、じわじわと成績が上がっていきました。
最近のお気に入りは大谷翔平の大リーグ中継です。
日本語はやっぱり伝わらないところあるんだよねー。大リーグ中継のアナウンサーの解説は英語で聞いた方がめっちゃ面白いと言っています。特に乱闘シーン!だそうです。
動画内容は普通だから安心していたら、興味ある部分はそうじゃないのね。やっぱり…
英語の早期教育してたら学校の成績が良いとは限らない
同じ小中学校の同級生が、インターナショナル幼稚園に通っていました。
そのお母さんが小1の頃「うちの子はディズニー映画は字幕なしてもちろん見れるのよ」と少し自慢げに言っていました。
中2になると「英検2級は持っているけど、国語力ないから、問題の意味が理解できないことがあって学校のテストの成績があまり良くなくて。テストとは相性悪いみたい」と言っていました。
自分の子どもはもう英検2級を持っていると私に遠回しに主張したかったみたいです。でも英語以外の科目は国語力がないと問題文を解釈することができません。息子に聞くと「あいつ問題文の意味がマジでわからんらしいで」と言っていました。
「母国語をきちんと理解した上で英語教育した方が良い」と言う話を聞いたことがあったので、やはりバランスよく学ぶことが大切なんでしょうね。
今回伝えたいこと
英語の早期教育していなくても、本人が興味を持っていれば追いつけるので心配しなくて良い。