40代未亡人の迷走日記

日常のあれこれ、未亡人のおばさんが迷走している日記です。

会社で働く事に対してのトラウマ

前の職場では、社内のシステム周辺の担当してきたのですが、人手不足が重なりシステムに強いならばネット通販の運営できるやろ?という安易な発想で異動された時の話です。

 

前の会社は「自社化粧品」を自社の運営している薬局で販売していたので、その自社化粧品の通販サイトを運営しなければならなくなりました。
私が新しく担当となるのであれば、社長から「サイトのリニューアルも検討しよう」と言われコンサル会社の人と実行していく事になりました。商品知識を知っておかなければ、何も仕事ができないので商品について教えて欲しいと、販売業務部署の人に確認したところ

「あ、詳しくは知らないんだよね」

「最初の商品開発に携わった人が5人全員辞めているから詳しいことはわからない」

「資料らしいパワポが残ってるけど、これが正しいか不明」

 

誰に聞いてもそんな回答しか返ってきませんでした。
はぁあ?え?自社化粧品ですよね。何もわからず売っているってあなた達すごくない?
何となく「適当」なのは前から知っていたのですが、ここまでひどいとは思っていませんでした。

世間はこんな「適当」なのかしら?それともこの会社だけ?と疑問を持ちながら色んな人に尋ねていくと、自社化粧品はOEMなので製造元に聞けば何かわかるのではないかと言われて、商品の情報はOEMの会社から教えてもらいました。

OEMの説明はこちらをどうぞ

mynavi-agent.jp

 

詳しいOEMの会社から資料はもらって提出すると、コンサルから

「他社の事例を見ても、やっぱり開発に至った会社の思いなどを記載する方が、お客様の購買意欲に繋がるんですよね。ぜひこの商品もサイトの中に掲示したいと考えていますので、それを教えてください」と言われたのです。

 

これは困りました。なんせ…全員辞めているためその情報がありません。
そもそも、私はシステムにはある程度基礎知識はあるため、ウェブサイトについては調べたりできると思いますが、化粧品のことは完全な守備範囲外。しかも私一人で担当しているという状況のため、思い切って社長に相談すると

「そもそも、会長の一声で始めったプロジェクトだから、社員の想いとか一切ないよ。コンサルの方で上手く、うちに似合うような何か文章作ってもらいなよ。それがコンサルの仕事だと思うけど」

 

「はい‥‥」

この板挟みな感じに違和感しかありませんでした。

確かに、それがコンサルの仕事といえば、仕事かもしれない。
でも社長として自社商品の「想いなんて一切ない」と言い切られたら、社員として今商品を買っていただいているお客様に対して失礼すぎるし、現場で頑張って売ろうとしている職員に対しても失礼すぎるし、私の正義感から湧き出る虚しさがチクチクしました。

 

このあたりから辞めた会社の社内風土に対する不満が目に見えない薄さで溜まり始めたのかもしれません。

 

元同僚に言わせると

「社長が想いとか一切ないものに対して、こっちが必死にやる必要ないですよ。適当にやっておけば安くてもお給料もらえるのですから、真面目すぎます」

と言われました。
その意見は正解だと思うのですが、せっかく毎日私の8時間を使うのに
「わくわく」「充実」「学ぶことがあった」など、お金ではない何か得るものがないと虚しすぎるのです。

そこが「真面目」と言われる原因なのでしょう。

 

世間の会社で働く人はそういう感じで仕事の指示をとりあえずやっているのか、この会社がたまたまひどく、この会社で働く人だけがこんな適当に仕事を行っているのでしょうか?
いろんな会社で働いていみないと、この疑問の回答が見つかりません。
結局、転職活動ができない情けない自分がいます。

 

今回伝えたいこと

会社ってどこ行っても同じって言いますが、本当なのでしょうか?