40代未亡人の迷走日記

日常のあれこれ、未亡人のおばさんが迷走している日記です。

ズル賢さがないので働けない私

最近、適当にYouTubeで見ていると、私と似たような相談内容があった

「仕事を鬱で休職、退職し半年ぶりにフルタイムで就職するけど、またメンタルがやられないように努力をしているが、やっぱり不安です」

という内容だった。

 

私自身も鬱にはなっていないが、個人的には、身体の表面に現れていた(抜け毛・アトピーの悪化)ので鬱になる一歩手前で退職を決意したのですがが、この相談者の気持ちがよくわかります。

 

この人、半年ぶりによくフルタイムで就職できるから羨ましいと思うぐらい、今の私はいまだに正社員で働くのは無理と思っています。

 

精神科医がこの内容に対してコメントしているのは

「真面目に仕事をしすぎなのです。働くのにはズル賢さも必要なので適当に仕事をさぼったり、息抜きしてください」

とおっしゃっています。

 

それはすごくわかるんです。私も周囲の同僚たちに相談すると絶対言われるのが「真面目に働きすぎ」です。

情けないのが、頭の一部で理解していても、長年の思考クセ「サボると自分に跳ね返ってきてしまう」と思っているので、怖くてサボれないのです。

 

男の人だとどうなのか?わからないのですが
女の世界は、何かと「陰口をたたく人」が存在します。そういう人にとっては、「サボる人」は恰好の餌食となるので、見つからないように、目立たないようにするには「真面目」にしていることが一番だと思っているからかもしれません。

 

ズル賢い人は、こういう陰口をたたく人に対しても、自分の味方に取り込むのでサボっていても陰口をたたかれることはありません。もしくは、陰口をたたく人に対して強気に出る人もいます。

 

私はズル賢さ・強さを持ち合わせていないので、真面目にやる事で自分の身を守っているのかもしれません。真面目にやっていることで、積み上げられた信頼ができるため、陰で何を言われようが、「そんな人じゃないと思うけど」と言ってくれる味方を少しづつ獲得しながら働いていくスタイルなのですが、真面目にやる事には限界が生じたのかと思います。

 

子どもが小さい時は自分が倒れることが一番避けなければなりません。それなら自分のやりたいことを制限してきました。年齢が上がるにつれ週末2日だけでは、私の疲れは全く取れなくなり家事をこなすだけで精一杯になりました。やりたいことがあっても、週末に予定を入れてしまうと疲れが取れずに平日を乗り越えていく力が残っていないのです。
会社の雰囲気もひどい状況になってきて、プライベートを制限することにも限界が生じ、自分の時間を取り戻すべく辞めてしまいました。

 

世間から見たら、会社は適当にやっておけばよい所なのです。そう考えたら、ズル賢さを持つことができない限り、私が正社員で働くことは、なかなかハードルの高い事と感じ一歩踏み出せません。

 

無理してズル賢さにこだわり、自分らしさを犠牲にしてしまうのであれば、
このまま、真面目に信頼を積み上げていく人でありたい。

 

自分の価値観を曲げてまで、働く必要があるのか?と考えたら、答えはNOです。
1日の多くの時間を仕事に費やすのですから、自分の価値観を認めてもらえる所で仕事をしたいですが…探す努力をしていないのですから、見つかるわけありませんが。

 

今回伝えたいこと

働くのには、ズル賢さが必要。

ズル賢さが持てないと思うなら、ズル賢さがなくても生きていける場所を探す