40代未亡人の迷走日記

日常のあれこれ、未亡人のおばさんが迷走している日記です。

0から1を生み出す芸術家は素晴らしい

どこの親も子どもが小さい頃、少しは我が子に対して、自分の夢や理想を叶えてくれないだろうかと期待することはあった人は多いと思います。
大きくなりそれはだんだん「やっぱり無理だよね」と思い諦める親が大多数だと思います。

例に漏れず私も息子が自分の理想通りに育ってくれないだろうかと思い、少しチャレンジしましたが、もちろん夢は破れました。

 

私は子どもが大きくなったら芸術方面に進んでくれたらいいなと密かに思っていました。

子育ても「感性」を磨くことを大切にして、ちょっとお財布に優しめの絵画教室とピアノ教室を探して通わせました。
どんな小さなことでも芸術に目覚めるきっかけになるかもしれないという淡い期待を持っていたのです。
本人は楽しく通ってはいましたが、やっぱり目覚めることはありませんでした。やはり凡人の子はいくら頑張っても凡人の域から出ることはなく、やや個性的な子に成長したぐらいで終わってしまいました。
絵と音楽に対して素養ができたので、それだけでも良かったと今は思っています。

 

私はずっと芸術的センスに溢れている人に憧れていて大好きなのです。もし若い頃に芸術的な人に出会っていたら、一目惚れしていただろうなと思うぐらいです。40年以上生きてきましたが、そういう男性に出会ったことが1回もなかったので、一目惚れすることなく今日に至っています。

 

なぜ芸術的センスを持っている人が好きかというと、全くゼロの状況から何かを生み出し、自分の思いを表現することができるからです。
私には何もない状態から何も生み出す事ができません。頭で想像することを形にすることも一切できません。そんな私に全くないものをすべて持っている、芸術的センスにあふれている人を尊敬しています。

 

 

先日、息子との会話で

「いやぁ。お母さんは本音を言うと息子を芸術方面に進まさせたかったんだよね。だって芸術家って0から1にするやん。1から2より絶対難しいと思うので、そういう何かを生み出せる大人になって欲しかったんだよね」と言うと

 

「確かに、算数的に考えても0から1は方法が1つしかない。
1から2は『1+1』『1×2』とやり方は2通りある。
ましてや1から100になると何通りもやり方が存在する。
つまり多くの選択があると言う事は、沢山の人ができる事になる。
0から1は1通りしかないなら、1人しかできない。
最初に生み出せる芸術家が存在しないと発展しないということだから、
俺も尊敬する」

おいおい。息子の返しの方が具体的でわかりやすいじゃないか。

 

これからの社会はAIが人間の仕事を代わっていくと言われています。AIは単純作業は得意ですが、0から1を生み出すことは苦手なようです。

そういう意味でも芸術家はこの先絶対に重宝されると思いますし、私の様な凡人でも1を生み出せるように努力していかなければならないと思うのです。
でも凡人が1を生み出せるようになるには、どうしたら良いのかしら…困った。

 

今回伝えたいこと

0から1を生み出せる芸術家が存在しないと、次に発展していかない

AIの時代に向けて、凡人でも1を生み出すような努力をしなければならない