40代未亡人の迷走日記

日常のあれこれ、未亡人のおばさんが迷走している日記です。

父子家庭は母子家庭より大変な時もあると思う

私はひとり親として、今月で19年目に突入しました。おかげ様で平凡な日々を過ごしています。
最近は父親が子育てに積極的な話を良く聞きますが、私の周りでは父子家庭になった話をちょくちょく聞く事が増えました。個人的には父子家庭の方が大変な場面も多々あるだろうなと思うことがあります。

 

父親が親権を取るケースもある

母親だから子育てに向いている人ばかりではないのです。人には向き不向きがあり、仕事と子育てだと、仕事に向いている女性も居るのです。私の母の友人の息子さんのご家庭では、あまりにも母親(嫁)が子育てをしない事で離婚となったそうですが、子どものために父親が親権を取ったと言う話を聞きました。

年配者になればなるほど、子育ては母親がするものだ!という意識が根強いので、私の母も「父親が子育てなんて、子どもが可哀そう」と言うのですが、今はジェンダーフリーの時代です。子育ては母親がするものだ!母親が育てないと可哀想と思うのはちょっと違うかな?と思っています。

私も仕事上、仕事のできる女上司を見てきましたが、申し訳ないですが、仕事はできますが、子どもとの接し方を聞いているとすべて金で解決して子どもと向き合う事から逃げている印象でした。上司も子どもとどう接したらいいかわからないので、仕事してる方が楽でいいと言っていたぐらいです。

親権は父親にし、母親が養育費を払う事が子どもにとって幸せな選択であれば、それで良いと思うのです。おそらく母の友人の息子さんのご家庭も話し合った結果、そういうことになったのでしょう。

 

父子家庭は経済的に安定しているから子育てが安心でもない

母子家庭に比べて父子家庭はもともと職業に就いている事も多く、経済的に安定している事が多いので、母子家庭より貧困問題は少ない様です。
ただ、裏返すと子どもを優先できるようなパート勤務や派遣という選択肢が男性には難しいという事になります。
正社員で働くのは経済的な安定は確保されるのですが、日本の子育て、学校を取り巻く保護者の立場はまだまだ女性中心の考え方ですし、一方会社でも、子育ては女性がするものだという考え方も根強く、男性が子どものために休むことは、実際厳しく、子どもを優先するならば出世はあきらめなくてはならない話も聞きます。

確かに、経済的な安定は生活の土台なので大切なのですが、子どもが小さい頃は「親と過ごす時間が欲しい」のです。このバランスのとり方は、各家庭毎に違います。

私も正社員で働きながら子育てしてきた身なので、どこまで子どもを犠牲にするか、子どものヘルプサインを見逃していないか、子どもも大切にしたいし、でもお金も必要だし、そのバランスのとり方が本当に大変でした。

最後は、子どもを優先したくて正社員を辞めてしまいました。私は女だからどうにかパートで働く所ぐらいあるだろうと思いましたが、男性だったらそんな簡単に働くところが見つかるとは思えません。女性に比べて子どもを優先にすることが難しいので大変だと私は思っています。

 

父子家庭も使える制度がある

最近は母子家庭というのではなく「ひとり親家庭」という様に変わってきました。少し前であれば、母子家庭しか法的な援助が受けれなかったものが、「ひとり親家庭」であれば受けれるものができました。

基準は、各市区町村によって違いますが、所得に応じてひとり親の医療費援助もありますし、一度お住まいの役所で何か使える制度がないか確認されることをオススメします。

女性に比べて男性の方がそういう情報を知らない人の方が圧倒的に多いと思いますので、調べて見ましょう。

男性の方が我慢される人が多いので、色々頼ればいいと思います。

 

 

仕事を頑張る事も本当に素晴らしいと思いますが、父として子どもの成長を見ることは、絶対に人間として成長しますし、仕事にも生きてくると思うので、周りに協力してもらいながら、子育てを楽しんで欲しいなと思います。

 

今回伝えたいこと

ひとり親は、母子家庭だけではなく、父子家庭も含まれる。

父子家庭は経済的に安定しているかもしれないが、まだまだ社会的に数が少なく立場が弱い。