この夏、1番楽しみにしていた玉置浩二のコンサートに神戸国際会館まで行ってきました。玉置浩二のコンサートは初めてです。
チケット代がそこそこするので、気軽に誰も誘えなかったので今回は一人での参戦となりました。
会場についてみると、年齢層は私より上が多かったです。
安全地帯がブレイクしたのは私が小学生の頃でしたので、私より年齢が上なのは当たり前かと思います。チケットもお高めですのでやはり余裕のある世代ではない無理かなと。
女性が多いのかな?と思っていましたが、男女問わず来られている印象でした。
今回は2F席ですが、前に人が居ないご褒美席が当たり、ゆっくり見ることができるの知っていたので、ウキウキして席につきました。
神戸国際会館でのコンサートはいつぶりだろうか?ちょっと思い出せないのですが、
初めてではないのでが、少なくとも20年以上前になるかなと。
小学生の頃、安全地帯の曲が大好きでした。カラオケでも良く歌ったな〜。
玉置さんのあの歌声が生で聴けるとはワクワクします。
いろんな事をする前から諦めるのではなく、行けるチャンスが目の前にあるならば、チャンスを掴むためにダメ元で申し込んでみました。
なかなか取れないという話を聞いたことがあったので、取れた時は本当に驚きました。
本命は別の会場だったので日付を見た時に「あ…お盆に当選しちゃったか。帰省どないしよ…」と嫁の立場のお仕事が脳裏にチラつきましたが、帰省はいつでもできると割り切ることにしました。
今まで頑張ってきた自分へのご褒美として当たったと思っています。
コンサート時間は一般に比べると短いが濃度が高い
コンサートは「2部制になっており、途中で20分休憩を挟みます」と最初に案内がありました。
へー。コロナもあるから換気の関係かな?とか思いつつ。
- 前半50分
- 休憩20分
- 後半50分
といった時間構成で行われました。正直、あっという間に終わったので普通のコンサートに比べたら、めちゃくちゃ短いので驚きましたが
「短い時間で、濃度が高いコンサート」
だと感じました。
それが玉置さんのやり方なんでしょう。
玉置浩二はひたすら歌い続けて、聴かせてくれる
普通の歌手なら、歌の間とかに挨拶が必ずあるのですが一切ありません。
途中の演奏者の紹介以外はMCも一切ありません。それに驚きました。
以前スキマスイッチのお二人がコンサートの中で
「コンサートは非常に体力を使うので自分より上の年齢の人がコンサートすることが、本当に同じアーティストとして尊敬しかない。
自分たちはもう40代なので、さすがに若い子と違い歌いっぱなしでやることが難しくなってきたので適度にMCなどを入れて休みながら行っているんですよね」
と本音を明かしておられました。
玉置さんは前半も、後半もずっと歌い続けるのです。休むことなく。
無駄な物は一切ありません。そしてどの曲も全力です。
玉置さんは言葉にして伝えるのではなく、歌う事だけで観客に伝えていきます。
こんなすごくシンプルな、原点に返っているコンサートは初めてでした。
60代とは思えない歌唱力
歌い続けることだけでもすごいのに、声量、表現力を含めてその辺の若い歌手に全く引け目を感じることはありません。年齢を重ねた表現力も加わり「すごい」の一言です。
この人は化物だと。何度も思いました。
たまにアレンジをすることもあるけれど、違和感が全くなく、元からそのメロディーであったかのように、会場の演奏に綺麗にハマっていました。
バック演奏にチェロとバイオリンがあったのですが、弦楽器と一緒に歌っているのがすごく聞いてて心地よいのは、何なんだろう。不思議でした。
最後はマイクから離れて会場全体に響き渡るように歌った時には、全身鳥肌が立ちました。
この人、60代なんだよな…
オペラ歌手でもなく、玉置浩二って何者なんでしょう?
最前列に座っていたファンの方が、声に出せない分、スケッチボードに何かを書いてきて玉置さんに見せていました。それを見て
「あ、そういうことね。僕普段は喋らないと決めてるけど。今日だけね」
といって
「Happy Birthday To You」
と歌ってくれました。しかも、とても艶っぽく。
一瞬でも、普通の生歌も聴けたことが嬉しかったです。ファンの方主張してくれてありがとう!こちらも堪能させてもらいました。
濃度の高い2時間を過ごし、玉置浩二の凄さを魅せつけられました。
色々噂のあった人という印象がありますが、女性がコロッとなってしまうのは最後のHappyBirthdayでわかる気がしました。
好きになってはダメな人と頭では理解していても、本能が惹かれてしまうみたいな。そういう魅力を持っている歌声と私は思います。
今回伝えたいこと
自分が好きなやり方で、表現し続ける事に年齢は関係ないと感じた
目の前のチャンスを掴めて良かった