40代未亡人の迷走日記

日常のあれこれ、未亡人のおばさんが迷走している日記です。

フェルメールと17世紀オランダ絵画展に行った

友人に誘われたので、久々に美術鑑賞に行ってきました。

www.osaka-art-museum.jp

 

週末は入場予約制ということもあり、混まずに鑑賞できることもあり、ウキウキです。
今まで人気の美術展は人混みが当たり前で見るだけでも大変でした。背の低い私にとって入場予約制はゆっくり作品を堪能できるので、できればコロナ禍が終わっても続けて欲しいなと切に願います。

 

友人は美術鑑賞大好きらしく、一生かけてフェルメールの全作品を見たいそうです。

 

私は直感で美しいとか、すごいなあと言うのを感じたい派です。作家、年代、洋画、日本画水墨画でもデジタルでも問いません。自分が絵を描けないので、絵を書けることは尊敬と憧れです。近づけないだけに感じたいのです。

 

今回の展示で感動したのは、光の表現

当時の富裕層を描いた作品が割と多く展示されていました。時代的に女性はサテンのドレスを着ています。絵なのですがドレスはキラキラしていて、まるで写真の様でした。どうやったらこの光沢を絵で表現できるのか、不思議で仕方ありません。
花びらの影、風景画の水面などが、まるで目に映るのと同じように表現されていて、これが絵である事を忘れてしまうぐらいです。

 

窓辺で手紙を読む女の修復作業過程を知れる

今回はフェルメールの窓辺で手紙を読む女を修復後、所蔵館以外での公開は世界初になります。

その過程を展示会場でVTRとして見ることができるのですが、X線検査により1979年には背後の壁にキューピットの画中画があると判明していたことに驚きました。
てっきりここ10年ぐらいに判明したと勝手に思い込んでいたので、私が幼い頃にはもうわかっており、40年程手を出せなかったのに、今なら技術ができ約4年に渡って緻密な修復作業に取りかかったのかと考えると、壮大な修復作業プロジェクトであり、多くの関係者の長年の夢だったんだろうなと思いました。

 

作業過程のVTRがあったことが、どれだけ大変な作業であったのかを知ることができたのもすごく面白かったです。人、技術両方がすごいとしか言いようがありません。
世界的作品のため、失敗も許されないと思うのです。想像できないぐらいの緊張感の中で作業されていたのだろうと思うと、あああ。怖いっ!!

 

美術展の巡り方は、自分が好きな方法が一番

友人Aはとりあえず、順番無視してフェルメールに真っ先に行ったそうです。
私は基本順番を守りつつ、空いた所を優先的に鑑賞、人混み回避スタイル。
もう1人の方は順番を守り、気になるのはもう一度鑑賞を戻るスタイル。
みんなそれぞれ鑑賞の楽しみ方があります。


感動の仕方も人それぞれ違いますし、興味がある作品も人それぞれ違います。良い悪いはどこにもありません。誰もが楽しめるのが芸術鑑賞だと思います。

 

今回伝えたい事

コロナ禍で入場予約制になっているので、人混みが苦手な人は今がチャンス

芸術をわかろうとする必要はなく、単純に見るだけで良い。