40代未亡人の迷走日記

日常のあれこれ、未亡人のおばさんが迷走している日記です。

例のチャリティ番組が苦手なので、逆に考えてみることにした

今年もまた、例のチャリティ番組が行われています。
私は昔からこの手の番組を見ることが苦手です。どうもなんか肌に合わないのです。
苦手だなと思う理由をせっかくなので少し考えてみることにしました。

 

社会の上下関係が見える感じが苦手

確かに本当に色んな方がいて、ご苦労されたり、悩まれたり、社会のなかでもがき苦しみそして前向きに生きてらっしゃる事は応援したいと思います。

何となくいつも思うのですが、出演者全員が何か1枚覆われた様に発言を抑えるというか。その気の使い方が、恵まれている人が恵まれていない人を応援している様にしか見えないのです。何となく画面越しに変な社会の上下関係を感じてしまうというか。
しかも番組に取り合えげられるご苦労されている方も、何となくですが世の中の上層部に位置されている雰囲気が感じられるのです。大変だけどどこかキラキラで余裕がある感じが、庶民ではないと思ってしまうのです。もし番組で取り上げられている方が庶民の人だったなら、もう少し表現の仕方を勉強した方が良い気がしてしまいます。

 

芸能人のいい人アピールの場が苦手

ここ最近はコロナ禍でそういう事は減っていますが、ここぞとばかりに募金を持ってこられる芸能人の方の雰囲気が…。なんともいい人アピールにしか見えないのも苦手なんですよね。
募金を持ってくるのは本当に良い事です。TVに少しでも映りたくて「持ってきました!」が画面越しに伝わるんですよね。
この場を借りずに堂々と募金する場が世の中いくらでもあるのに、あえてこのTVを選んでいる所が、募金という他者を応援するためのツールなのに自分の事しか考えてないのが残念で仕方ないのです。

心から募金される芸能人の方も中にはいるかと思いますけど…というか居て欲しい。

 

チャリティを考えるきっかけを世間に与えて続けている

この番組は全く好きではないけれど、日本はまだまだ寄付文化が少ない土壌ではあります。この番組をやる事で「チャリティ」という活動があるということを知ることができるのは意味のある事だなと思っています。
今の義務教育ではどこまで語られているのかわかりませんが、積極的に募金や寄付をすることを私たちの世代は教育の場で教えてもらったことがないのです。どちらかといえば個人の努力が足りないと不幸になるぞ的な「アリとキリギリス」文化が日本には根強い気がします。
恵まれない人に与えるより、自分で努力して自分で裕福を掴み取れ!みたいな。


最近よく言われる「親ガチャ」の様に、どうしても生まれた土台が自分の努力ではどうしようもない部分がどうしてもあるのは事実です。寄付は今の土台を少しでもより良いものに変えることができる一歩を踏み出す力を与えることができると思うのです。

寄付文化を広く世間に浸透させるきっかけを作り、それを毎年行うことで「一過性のものにしない」ことは大きな価値があると思います。

 

今回伝えたいこと

チャリティについて、この番組を行われている時に考えみるのが良い温度感