今日は久々に息子の母校の高校生を見かけました。1年前はあの制服着てたのにな〜としみじみ思いながら、1年違うだけで、すごく大きな差を感じます。
去年の今頃は、そういえば大変だったのを思い出しました。
先生より指定校推薦のお話をいただいて、親子で連日話し合いしていたのです。
その推薦は北◯大学の獣医学部でした。
(言ってしまっていいのか不安なので、バレバレの伏せ字にしておきます)
行きたいと切望する獣医学部の指定校推薦ですので、こんなラッキーな話はありません。でも、安易に謹んでお受けします!なんてお返事できないんですよね。
だって学費が高額だから…
息子は正直受験から逃げたかった様で、楽に終わる指定校推薦に心を動かされていました。
彼の内申点は4.6あり、とりあえず言われたことはまじめにやってきたので、そこを評価されて推薦のお話をいただけだのは理解しているのですが、私たち親子は判断に困ってしまいました。二人で考えるのではなく、色んな情報、人の意見を聞いてみることにしました。
指定校推薦を選んだ方が良い派の意見
- 絶対に合格できる
- この先のお金の段取りが明確になる
- 受験が1回で終わる
- コロナで受験を受けられないといった不安を気にしなくて良い
- 高校生活で頑張ったから受けられる特権なので、堂々と使うべき
- 絶対に獣医師になれるチャンスを掴める
- お金の問題は、あとでどうにかなる。
指定校推薦を辞退した方が良い派の意見
- 国公立大学に行ける可能性があるのであればもったいない。
- 国公立大学と私立ではやはり世間の印象が違う
- 受験から逃げずに戦う人生を選ぶことは、後々良い経験となる
- 絶対受かるとしても、学費が高すぎる
- 指定校推薦は万が一進学して嫌でも辞めることができない
奨学金返済シュミレーションの結果で現実を知った息子が泣き出す
本当に、聞く人聞く人、意見が分かれました。決定打がなかったため、困った私は、奨学金の返済シュミレーションを調べて見ることにしたのです。
第一種(無利子)と第二種(有利子)を合わせて1000万近く借りる予定でシュミレーションしたら
結果はこんな感じでした。
月額約42,000円を20年間、息子がが44歳になるまで返済し続けなければならないのです。
この現状を彼に画面で見せたところ
「俺、借金返済ばかりで、結婚できへんやん。」
と泣き始めたのです。
そんな心配しなくていいよ。と言いたいところですが、将来子どもができてからの毎月4万の返済は正直ツラすぎます。
あまりにもショックが大きかったのでしょう。でも、これが現実です。
目の前の楽ばかりに息子は気を取られていたので、真剣に考え直した様です。
厳しい親かもしれませんが、大学進学を安易に考えて欲しくなかったので仕方ありません。
息子は模試の結果で最終判断を決めていた
私は「お金はできる限り用意する。だから推薦をどうするか自分で決めなさい」
とだけ伝えて、息子に決めてもらおうと黙って決断を見守っていました。
さすがに何も言ってこないので返事の期限の前日にどうするの?と確認したら
「俺、推薦断ったし」
と私に報告もなく先生に言っていました。
おい!こちらはどうするか真剣に悩んでいたのに
詳しい理由を聞くと、先日受けた模試の結果が北〇大学がC判定だったからと。
全然勉強してない今の時点でC判定ならば、半年後の一般入試で受けたら合格するはずやからもったいないので、辞退してん。だそうで。
本音としては、経済的な事と、距離を考えても国公立大学に進んで欲しかったのでホッとしましたが、辞退したのは事後報告…
母も真剣に心配してたのになー。親の心子知らずってこういう事ですね。
今回伝えたいこと
悩んだ時は、色んな人に聞いてみる
大学に通うのは親ではなく子どもなので、子どもに決めさせる