先日、息子のマイナンバーカードを使ってコンビニで住民票記載事項を取る事がありました。
明日提出しなければならないから、コンビニで一緒に行って操作して欲しいと言われて、近くのコンビニまでスタスタ…。
息子は機械物がとても苦手です。機械物に関しては私の方が強いので、何かと頼りにされるのですが、私には前から気になっている事があります。
息子は偏差値が高く賢いくせに、なぜできない?!
こういう場面の度に、偏差値と社会的な頭脳は別物とつくづく感じます。
私たちの本籍がある市(夫の実家がある市)なのですが、ようやく戸籍がコンビニ発行に対応するようになったと聞きました。
めったに戸籍を必要とする場面はないのですが、戸籍を取るのは非常に手間なのでコンビニで発行できるようにしておくように、来たついでに利用登録を申し込んでおくことにしました。
その手続きもコンビニの端末から操作できます。
めったに必要にはならないと思いますが、いざとなったら便利です。
相続の際に何度か取りましたが、
郵送申請は以下の事をする必要があります。
- 郵便局で郵便小為替450円+100円=550円を払って手に入れる
- 往復の郵送料=84×2=168円が必要
- 申請書を書く、本人確認のコピーを準備する必要がある
- 手元に届くまで5日~7日はかかる
コンビニ発行にしておけば上記の手間は不要になりますし、お金も安くなり、時間も短縮されます。
旦那が亡くなった時にコンビニ交付できてたら本当に楽だったのに。
話は脱線しましたが、
その手続きをしている時に初めて知ったのが
「息子は父親の名前の漢字を知らなかった」事実。
なぜそれがわかったのかというと、戸籍コンビニ発行利用登録の際に
- 戸籍の本籍地
- 戸籍の筆頭者
を入力する必要があります。
戸籍の本籍地は夫の実家と同じなので息子も簡単に入力できたのですが、戸籍の筆頭者は夫の名前になります。
端末を操作していた息子が「お父さんの名前、知らんで俺」
と一言。
「名前はおばあちゃんが言ってたから知ってるけど、漢字は知らん」
そっか。そうやわなと言いながら、私は漢字を教えました。
彼の今まで人生で「父親の名前を漢字で書くことがなかった事」を初めて知りました。
思い起こせば、学校に提出する書類は保護者はずっと私一人の名前しか書いたことありません。
息子が父親の名前を書く機会って今まで全くなかったんだと思いつつ。
世の中のほとんどの人が父親の名前を書くことができる当たり前の事が、息子はできないんだという事が、ショックというか。
こんな簡単な事、知らなかったんだ…。
息子は数奇な運命の子なんだなという事実を久々に突きつけられました。
こんな運命にも負けず、よくここまで育ってくれたもんだ!
息子が父親の名前を書く事は、この先もおそらくほとんどないと思うけど、何かの時には必要だから覚えておいてもらわないと。
今回伝えたいこと
何が当たり前かは、人によって違う