今週のお題「わたし○○部でした」
私は高校生の時「放送部」でした。「何してるの?」の印象を持つ人が多いのですが、NHK杯アナウンス大会や、KBS京都のラジオ番組に応募したり地味ですが活動は色々ありました。
入部のきっかけは顧問の「今部員がいません。入ってください」の一言
高校に入学直後に体育館で部活紹介の時間がありました。
私の通っていた高校は部活に入る人が9割を超える「クラスより部活の繋がりの方が強い」状況なので、何か部活に入っていないと学校生活が楽しめない状態でした。
中学で吹奏楽部に入っていた私ですが、高校では吹奏楽部に入る気持ちは全くありませんでした。理由は中学での女の先輩の陰湿ないじめと上下関係に嫌気がさしていたからです。
かといって、私は超運動音痴…。入れる部活などなく、太っている陰キャタイプなので、マネージャー志望なんてありえません。
どうしようかと悩んでいた時に、放送部の紹介がありました。
顧問が一人で壇上に出てきて「今、部員がいません。入ってください。今なら1年生から活躍できます」
と言って説明が終了しました。
先輩がいないですって!これは好都合!陰湿ないじめや上下関係に悩むことがない!
放送部ってどうせお昼に放送流すだけでしょ?ぐらいの軽い気持ちで、放送部に入る事を決めました。
部活は予想外に顧問が熱心だった
私と同じような「先輩がいないのが嬉しい」という人ばかりが入部を希望し、結局8名(男2・女6)も放送部に入部しました。顧問は、とても放送部に対して熱意があり、部員が居ないために指導できなかったのがとても寂しかったそうです。
顧問は大人しそうな陰キャタイプの男性英語教師だったのですが、予想外に熱血指導だったのです。
まずは、6月にあるコンクールを全員でるから!言われて、顧問から発声練習、文章の読み方をみっちり教えられました。
え?昼間の放送だけちゃうんかーい。と思ったのを覚えています。
放送部の主な活動内容
- 発声基本練習(毎日)
腹式呼吸を練習し、早口言葉を練習します。 - アナウンス練習
ニュース原稿を読みます - 朗読の練習
簡単な物語を読みます。 - ラジオ番組作成
コンクールに向けてラジオ番組の作成をします。 - 昼休みの放送作成
- 文化祭、体育祭といった場面での音響担当
発声練習は毎回でしたが、それ以外は大会が近いとか、学校の行事が近いとかによって活動内容を自分達で決めていました。地味な活動内容でしたが、先輩がいないということで8名で協力しながら部活動していました。
放送部の仕事に「下校放送」があったので、下校放送の時間になるまで部室で部活動という名の遊びを楽しんでいました。
アナウンスは結構奥が深い
私は本当に基本を学んだだけですが、それでもとても奥が深いなと思いました。
鼻濁音を知っていますか?
が行(が、ぎ、ぐ、げ、ご)を「んが、んぎ、んぐ、んげ、んご」というふうに、鼻の方へ抜いた発声をする方法を鼻濁音といいます。
単純にが行を「んが、んぎ、んぐ、んげ、んご」と発声するのは簡単なのですが、文章の流れで鼻濁音で発声するのは慣れるまで大変でした。
例えば
「でんしゃが まいります。」であれば「でんしゃんが まいります。」
といった感じに「が」と発音するのではなく「んが」になります。
一度NHKのアナウンサーがニュースを読んでいるのを聞いてみてください。必ず鼻濁音で発生されています。
文章は必ず「上から下へ」読む
文章は必ず、上から下へ下がるように読みなさいと言われました。
店で女性店員さんが良く言う「ありがとうございました↑」という言い方は絶対にNGです。(柳原可奈子がマネする、アパレル定員さんの言い方を想像してもらえると助かります)
アナウンサーは「ありがとうございました↓」と必ず下に流れる様に言われます。
一度、ニュース番組の最後に言う「ありがとうございました」に耳を傾けてみてください。同じ「ありがとうございました」でも全く印象が変わります。
私は必ず格式のある場面での「ありがとうございました」を言う時は、上から下へ言う様にしています。
ちょっとした事ですが、感謝の気持ちがが軽々しくならないので良いですよ。
今回伝えたいこと
放送部の利点は、社会に出て人前で喋る時に経験が役に立つこと