今週のお題「人生変わった瞬間」
これは即答です
そう「夫が亡くなった瞬間」
それ以外はありません。
マイナスな事:思い描いていた未来が消えた
夫が亡くなった時は、案外冷静だったりするのですが、その時に痛烈に自分の中で思ったのは
自分の思い描いていた人生が180度変わってしまった
それまでは、夫と結婚し結婚2年目に待望の第1子を授かり、そして3歳ぐらい離れて下の子が生まれて4人家族でやっていくだろうなという。ありふれた、平凡だけど幸せな家庭を想像していました。
それが一瞬で二人っきりになり、そしてお腹の中の子(息子)には兄弟を作ってやることができない。自分の意思とは関係なく、100%無理という事実が突きつけられました。
この気持ちは子どもが小学校に入るまではずっと心を荒ませます。
友人の妊娠の報告に心ざわざわ…。二人目の妊娠に心ざわざわ…。
息子が可愛かったから、もう一人子どもが欲しかったんですよね。
息子が大きくなればなるほど、兄弟が居たら寂しい思いもせず、兄弟で助け合えたかもしれないとか。
今はどう思っているかわかりませんが、小さい頃は周囲のお友達が弟や妹が生まれるのを見る度にやっぱり「お兄ちゃん」になりたかったみたいです。
これだけは、本当にごめんねって思います。
マイナスな事:一般的な世界には絶対入れない
最初からひとり親の人の子育ては、いろんなことの壁にぶつかります。
みんなが「こどもチャレンジ良いよ!」と教えてくれるのですが、しまじろうのお話には必ず「お父さんとお母さん」が登場します。
普通の家庭では当たり前のことですが、我が家には「憧れの世界」
息子に父親を想像させ、理解させるのは大切なのはわかっていますが、こういう形で教えたくないなと思ってしまいました。
私たち親子もマイノリティの方だと思うので、マイノリティの方の生きづらさが、ほんの少しですが、わかるような気がします。
そしてマジョリティだった自分の決めつけが、人を傷つけていたことも知りました。
プラスな事:改心するきっかけとなった
私たち親子に対して、色んな人が温かい言葉や支援をしてくれました。今まで人に対して不満ばかりを思う私でしたが、夫が亡くなってからは、本当に些細な事で感謝することが増えました。
人の優しさや温かさを知り、感謝することが増えたこと
今までの私には全くなかった事です。
小さい頃から容姿が太っていただけで悪口を言われることが多かった私は、どうしても他人に対して良い感情を抱くことができませんでした。
でも夫が亡くなり、あまりにもたくさんの人が助けてくれたことで、
「人って、悪い人ばかりじゃないんだ」そう思うことが本当に増えました。
今は小さなころの自分に伝えたいです。
「それだけ自分が周囲の人に対して文句を言うんだから、周囲から悪口も言われて当然だよ」と
今は人に対して悪口を言う前にその人の長所を探すようになりました。
長所と短所は表裏一体です。嫌なところは、逆からみたら良いところかもしれません。
プラスな事:楽観的になった
色んな嫌な事も想像される場面がこれまでに色々ありますが、
「夫が亡くなった事よりツラいことはもう人生に起きないだろう」
と思う様になりました。
おそらくこれ以上不幸なことで思いつくのは
「息子が私より先に亡くなってしまう事」
それ以外はありません。
夫が亡くなった事は、私の人生の1ページにすぎません。
大きく転落し大幅な路線変更をしましたが、新しい路線で這い上がって幸せにやってます。
今どん底な人も、這い上がる事さえあきらめなければ大丈夫。
焦らず、マイペースで進んでいきましょう。
今回伝えたいこと
夫が亡くなっても、そのうち乗り越え幸せを感じれる日々が来る
何事も受け止め方で、すべてが変わる。