40代未亡人の迷走日記

日常のあれこれ、未亡人のおばさんが迷走している日記です。

悪質ブリーダーの報道を見て思うこと

先日犬のブリーダーがあまりにも粗悪な環境で犬を飼育していた女が逮捕されたニュースを見ました。多頭崩壊で飼育放棄している飼い主のニュースも時々ありますが、今回はブリーダーの飼育放棄なので、憤りを感じます。

 

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容疑者にとっては、犬ではなく商品なんでしょう。病気の犬は壊れた商品の感覚ですね。壊れた商品は売る事ができないし、動物だから安易に廃棄できなくて困ると思っていたのが報道から感じられます。

おそらくこの容疑者は人を殺したわけじゃないし、何が悪いねんと逮捕されたことに不満を持っていそう。

 

「家にペットを向かい入れるなら血統書付きが欲しい」というニーズがあるから、ブリーダーという職業が成り立っているとは思うのですが、特にこだわりがなく、ただ家族としてペットを向かい入れたいと思うのであれば、お近くの譲渡会への参加も考えて欲しいです。

色んな事情で保護された子たちなので、最初は大変な事もあるかと思いますが、あの様な悪質なブリーダーの元で飼育された子達より、保護施設は適切に飼育されていると思います。

ただ、保護施設の方が引き渡す事に非常に慎重な事が多いです。

保護施設がこの悪質ブリーダーと決定的に違うのは

引き渡したら終わりではなく、新しい飼い主さんとの暮らしをきちんと考えているからです。

 

保護施設の場合、譲渡先のご家庭でまた飼育放棄されて戻ってこない様にしたいため、非常に慎重になられます。

悪質ブリーダーは売ったら終わり、後は飼い主から何か聞かれても適当に答えるだけ、最後は動物病院へ行ってくださいとか言って責任から逃げるのが想像できます。

この違いを知っておくと、どちらが本当に動物を大切にしているかがわかります。

 

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海外ではもう少し動物に対する考え方が厳しく、法的に守られているそうです。その流れがじわじわと日本にもやってきていると獣医の講義で取り上げられていたそうです。

今は、周囲からの通報があっても抜き打ち検査ができないそうです。この悪質ブリーダーは通達のあった検査の日は、トリミングサロンにペットを貸し出しして、適切に飼育されているようにごまかしていた様です。本当にひどい。

適切に飼育されているブリーダーさん達を守るためにも、この様な周囲にわかるぐらいの悪質ブリーダーに対して、抜き打ち検査ぐらいできるようにしてもらいたいです。

 

今回伝えたい事

ペットは最後まで愛情を持って育てましょう。