先日、近くで立川談春の独演会が行われると聞きつけ行ってきました。お笑いやコンサートは興味あるものが見つけたら、何でも行く事にしています。
しかも大阪市内に行かずに立川談春の独演会とはありがたい。
高槻城公園芸術文化劇場が今回の会場。
3月18日にオープンしたとても新しい綺麗な会場でした。
こけら落とし公演ということで談春さんが呼ばれたそう。なるほど。
そんなに大きな会場ではありませんでしたが、新しいので気持ちいいです。
最近落語を聞いたのは、去年なんばグランド花月で桂文珍を見たのが最後かなとか思いつつ。すごく昔に天満天神繁盛亭で桂文珍一門の落語会に行ったことがあるのですが、独演会は初めてです。
今回の演目は「御神酒徳利他」
まくら+演目 休憩 演目
たっぷり2時間弱の講演でした。
私はあまり落語の事を良く知らないのですが、一緒に行った知人曰く、かならずまくらという会場を温める話題やら、本日の演目にちなんだ世間話が行われるんだよと教えてくれました。
談春さんはまくらで
「僕はこけら落としで呼ばれるタイプじゃないんです。どちらかといえば閉館講演に呼ばれるタイプなんですけどね。上方落語の方もいるのにどうして僕だったんでしょう?」
とさっそく会場に笑いを誘っていました。
TVにも出て俳優業もされているのですが、さだまさしさんと仲が良いらしく、大阪にはさだまさしさんの講演と一緒に自分も大阪の講演をしているんだという話、今出ている「どうする家康」の話を少々されていました。私全く見てないのでわかりませんでしたが…。
文珍さんの時もそうでしたが、着物の羽織を脱がれたので、あ、演目が始まるんだなと。
今回の演目は長屋の扉をドンドンとたたくシーンからスタートしたのですが、その時に扇子を使い高座の床をどんどんと鳴らし、ノックをする動きをされました。
その最初の掴みで一瞬でお話に引き込まれ、会場の雰囲気を一気に変えました。
もちろん面白いは当然なのですが、落語家の「しゃべり」で人を引き付ける力に感動しました。落語は話芸ですから、一人で何役も演じ、その情景を想像させてくれます。
最後のオチはどうなるのか?ワクワク。
こけら落とし公演ということもあり、最後はハッピーエンドで終わるオチでした。
大御所の落語はすごいな感じっぱなしの時間でした。
今回伝えたい事
私も少しでいいからあのような人を引き付ける話術が欲しい。