40代未亡人の迷走日記

日常のあれこれ、未亡人のおばさんが迷走している日記です。

遺品整理って本当に大変そう

親の遺品整理についての本を読みました。なかなか考えさせられる事ばかりです。
今、義両親の介護がスタートし、今後いつか訪れる遺品整理。
嫁の立場なので口出しすることはできませんが、物を整理する時には一緒にしなければなりません。

どの体験談も

捨てるのには時間がかかる事・捨てるのにはお金がかかる事

と書かれていました。

 

一つづつ残された物を見て両親の思い出に感情移入してしまって手が付けられない

実家に通う暇がなく、行く度に少しずつしか対応できず5年かかってもまだ終わっていない

大型家具や電化製品は重くて処分が大変

業者に頼んだら高額な金額がかかった

 

どれもこれも、自分に降りかかりそうな話ばかり。

夫の実家は、代々そこに住んでいる地元民(義母はちなみに跡継ぎ)とにかく物が多いのです。昔の人は「まだ使える」と思ったら捨てません。だからもう使わないでしょ・・と思う物も家の中にゴロゴロ残っています。

息子が小学校に上がる時に「学習机が必要だったら、夫の使っていた学習机が納屋に置いてあるから、持って帰る?」と言われたのは、さすがに困りました。
イヤイヤ…誰がそんな20年近く納屋に放置されていた汚い机を欲しがる?と思いつつ。
義母との関係は良好だったので、義母には悪気がないのは理解していたので、お断りしましたが、嫁姑問題が勃発してたらこういう一言でも揉めるんだろうな。
とにかく今後使わないであろう物でも、壊れていないと捨てられない家なのです。

 

先日実家に戻った時、2階のふすまを開けたら、置くところに困ったたくさんの物がただ押し入れに突っ込まれている状態でした。

「うわっ…。これはあかん。この家の片付けは地獄やな」

息子と二人で思わずつぶやいてしまいました。見回してみるときちんと家具に収納されている物も使わない物だらけ。ただでさえ片付けが苦手な義母が、認知症で体力も弱ってきたので更に片づけられなくなっていました。


今まで色々守ってきたものを捨てるのは忍びないところもありますが、いつか私たちがやらなければならない事。私も元気で息子が時間のあるうちに、少しずつ片づけて行こうと思います。

 

人のことはいくらでも言えるのに、いざ自分はどうなの?もし明日急に亡くなったとして、息子に迷惑かけないのか?と言われると…。答えはNO
こんな小さな2LDKですが、どうでも良い物がたくさんあふれている事に気付きます。

遺品整理で必要な考え方は

「今使うか、使わないか」

もったいないとか、思い出とか、気持ちがあっても使わなければただのゴミ。とにかく「これ使う!」と即答できる物以外は、置いておいても結局ゴミ。


夫の実家より、まず自分の2LDKを「明日亡くなっても息子が困らない状態」になれるように片付けを始めようと思います。

今回伝えたい事

もし明日亡くなっても、残されたものが困らない様にしておきたい