今年のライブ、ラストを飾る岡村靖幸を見に Zepp Nambaまで行ってきた。
岡村靖幸と言えば、色々あった記憶が多い人もいるだろうが、私の学生の頃は、カリスマ性が高く、なんか根強いファンが多いアーティストだったと思う。
ふと、すごく前に岡村靖幸のライブの映像を見た時に、いつか生で見てみたいと思っていたので、偶然ローソンでポスターを見て速攻申し込んだ。まさか取れるとは。
終演後は写真撮影可能だった
今回は、後方座席指定(通称「疲れたら座ればいいじゃん席」)を購入した。
そんなファンでもないし、後ろで会場の雰囲気を味わえたらいいじゃん。というノリ。
いざ、会場に行くと、後方座席指定だが前の方だったので、はっきり言って立見席の後方の方よりは見えやすかったと言い切れる。しかも座れる。得した気がした。
ファン層は私と似た様な年齢の方も多いが、若い子もいる。宮本浩次よりは断然若い方が多かった気がする。
岡村靖幸といえば、踊りながら歌う姿が印象的だ。
舞台上には、バンドとバックダンサーが居た。年齢を考えると、なぜこんなに踊れるのか?
こんな踊りながら歌うのって、アイドル以外にあまりいないよなって思っていた。
踊って歌うおじさんとして郷ひろみがふと思いついたが、アイドルだもん。
基本テンポが早め曲が多いし、踊るのはわかる。映像見て知っていたけど、実際に見ると踊りながら歌う姿に「マジか・・」を通り越し最後は少し笑いがこみあげてしまった。
ファンに対して「ベイベ」と呼ぶので
何かと「おおさかベイベ」「おおさか いくよ!」「おおさか 歌って」と言っていたのが印象的。テンポ早めの曲を次々と歌っていく。
私はいつも事前に予習をしないスタイルだが、半分ぐらいは曲を知っていたので、どうにか場の雰囲気に馴染むことができた。
「カルアミルク」という曲で「レンタルのビデオ見てる」っていう歌詞を聞いた時に
今の子って「レンタルビデオ」の意味わかるんだろうか?と時代の流れを感じつつ。
でも前に立っていた20代のカップルが楽しんでいる姿を見て、歌詞を深読みせずに音やら雰囲気で楽しむのがライブだよねと改めて思った。
途中のMCはバックバンドの人にお願いしていた。このスタイルは宮本浩次で見ていたので驚かない。「身体の負担を減らしたいし、MC苦手なんだろうな」って
この世代はそんなもんだろう。何でもやる年齢を過ぎ、自分が得意なことだけに特化してする。そんな感じがする。
岡村靖幸もそれなりの年齢だ。あのキレキレの動きを見ると、過去は色々あったが、パフォーマンスのために努力をし続けていると感じた。
2連続で自分より上のおじさまたちが頑張っている姿を見ると、
おーい。私はこのままでいいのか?と。
帰りの電車のなかでたどり着いた答えは
「好きなことを楽しめるだけの体力はつけておかないといけない」
だった