40代未亡人の迷走日記

日常のあれこれ、未亡人のおばさんが迷走している日記です。

【人生最大のピンチ】OSを誤って消した

今週のお題「人生最大のピンチ」

 

ピンチって「その時は凹んだけど、時間がたつとそういうことがあったね」明るくネタにできるような事かなと思ったりします。


夫が亡くなったことが、人生最大のピンチ?というのはちょっと違います。
車が横転する交通事故に遭い運良く助かったのですが、これもピンチ?ではない感じがします。
両立ともネタにはできないのです。そういう事があったんですと、表面的には笑顔で話しますが、内面は穏やかでない事も時にあります。心の整理はできてると思い込んでいるだけで、何か引っかかるものがあるからでしょう。

夫の事も初対面の人に言うのは避けたいし、1人で車を運転するのも怖いから避けたいです。

私は死が関わる事はピンチとは言いにくいかもしれないなぁ。

 

 

そう考えると

自分にとって人生最大のピンチってなんだろう?と思うと、特別なエピソードが少なく、私って自分が思うより慎重に生きてきたのだろうと思ってしまった。

 

そんな中、一つだけ鮮明な記憶に残る、冷や汗がたくさん出てしまうやらかした事がありました。

 

それは

新入社員の時に会社のテスト機UNIXのOSを消してしまった事

です。

 

UNIX なんじゃそれ?と一般の方にはわかりずらいと思いますが、MacBookならMacOSが搭載されているように、UNIXというosが搭載されているパソコンです。

UNIXのパソコン操作はマウスを使うのではなく、文字の並ぶ画面にコマンドというものを入力して、パソコン操作をします。

その時の仕事は、フォルダにあるテストデータをすべて消さなければならないというもので、黙々と作業をしていました。あまりにも大量で面倒だなと思っている時に先輩が
一括で削除ができるコマンドを教えてくれたのです。

「ただ、使い方には気をつけろよ。ちゃんと正しいフォルダの位置を確認してコマンドを使う様に」

と言われたのにも関わらず

 

何を思ったのか?フォルダの位置を間違えてしまい、しかもOSに関係あるフォルダを指定して一括削除のコマンドを実行してしまったのです。

 

あれ?えらく長く削除するのに時間がかかるなぁ…と思って画面をよく見ると、消してはいけないフォルダのデータを削除するように指示しているのです。

 

20220809080155

ギャーーー!

と急いで強制中止のコマンドをしましたが、時すでに遅し…

そのUNIXは動かなくなってしまいました。冷や汗が止まりませんでした。

 

さすがにすぐ報告に行ったところ、先輩達も怒る事はなく笑いながら

「やってもうたな〜」

「来月の給与から修理代天引きやね」

「窓をあけたるから、どうする?降りる方法もあるで」

「これやったん2人目。伝説に残るな」

などと落ち込む私を笑いに変えようと必死にフォローしてくれました。

 

ちなみに、OSの再インストールには専門の業者を頼まねばならず、費用は当時16万だったのを覚えています…

 

これ以降、パソコン触るのには慎重になりましたが、よっぽどの事がない限りPCが壊れる事はない事を知りました。

 

よくパソコンに慣れてない人が「これ下手に触ったら壊れへん?」と言いますが、素人がOSの中心部分を触る操作をする事はほとんどありません。
「それぐらいの操作では絶対に大丈夫です!」
と根拠のある自信を持って不慣れな人の操作を後押しする事ができるようになりました。

今回伝えたい事

ピンチは、時が経てば笑って話せる

ピンチは、時が経てば経験として役に立つ