40代未亡人の迷走日記

日常のあれこれ、未亡人のおばさんが迷走している日記です。

もう一度食べに行きたい店は、家族との思い出がつまった店だった

たまたま、TVをみていると
「あなたの食べたい店に連れて行くので、どこが良いですか?」
という内容の番組がやっていました。

 

私が見た時は佐藤栞里さんとギャル曽根さんがそのお願いを聞いてもらっていました。

2人とも芸能人だけあって、全国のいろんな美味しいお店を知っているので、色々お店の名前を挙げていくのですが、最終的に決めたのは「自分や家族との思い出の店」だったのです。
TVなのである程度やらせ要素はあるかもしれませんが、すごく納得できました。

ふと、もし自分が同じ質問をされたら、

「行ったことがないけど、巷で美味しいと評判の店より、過去に誰かと行って楽しい思い出がある店に行きたい」

 

どこに行きたいかなと思いついたのは、
大学の友達とよく通ったヨーグルトパフェ専門店、高校時代、部活のメンバと行ったたこ焼き屋。旦那と結婚前に良く行ったラーメン屋…。どれももう一度行って見たい店。

その中で1つしか選ぶことができないのであれば

「子どもの頃に家族で行った中華料理屋」に行きたいです。

 

なぜ、その店に行きたいかというと、外食の機会がすごく少ない我が家で、年に1回だけ、祖父母も含めて家族6人で食べに行くことができたからです。

円卓を家族で囲み、ぐるぐる机を回して料理を取るのが子ども心に面白かったです。父は平日は仕事が忙しく帰りがとても遅いので、一緒に夕食を食べることはほとんどありませんでした。だからみんながそろってご飯を食べるだけでも嬉しいのに、めったに行けない外食となれば、子どもの私には最高に楽しいイベントでした。

 

いつも、メニューをみて家族が好きな物を選んで食べていたと思うのですが

小エビの天ぷらと、杏仁プリン

この2つがすごく美味かったです。

その店はテイクアウトも対応していたので、母がいつも小エビの天ぷらを明日も食べたいといって持ち帰りをしていたのを覚えています。

杏仁プリンは、その名の通り杏仁豆腐の液で浸されたプリンです。杏仁豆腐とは違います。ちょっとこの店以外ではお目にかかったことがないデザートです。大きなお皿にドドーンと盛られていて、その大きなプリンに大喜びしたのを覚えています。

残念ながらこのお店は閉店してしまいました。もし現存していたら、息子と両親の4人で今も食べに行っているだろうなと思います。

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最近私が行く中華料理屋というと、餃子の王将が多いのですが、

たまに小エビの天ぷらを注文するのですが、私の求める小エビの天ぷらとはちょっと違うので

「あ~。あの小エビの天ぷらをもう一度食べたい!」

王将には杏仁豆腐しかないので、
「杏仁プリンが食べたいなあ…」

といつも思ってしまいます。

 

美味しいものが世の中にはたくさんありますが、美味しいと記憶に残るのは、味だけでなく、その時の情景も重要だと、改めて感じました。

 

今回伝えたい事

美味しい料理は、楽しい雰囲気で更に美味しくなる。

店が存在しているうちに、行きたい店に行きましょう。