40代未亡人の迷走日記

日常のあれこれ、未亡人のおばさんが迷走している日記です。

獣医学部進学を目指す体験記④総合型選抜入試

受験はひとり親でも夢を叶える、そしてコスパ安く進学するための親子共同の戦いでした。振り返ると大変でしたが、今では息子が居たことで得られた経験なので良かったです。

色々情報を調べていると国公立の獣医学部で総合型選抜入試を実施している大学があることを知りました。息子は人前で話すことが苦にならないので、もしかしたら試験だけよりこちらの方が勝てるかもしれない可能性に賭けてみました。

過去の体験記はこちら

meisou2ndlife.hatenablog.com

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1:獣医学部の定員数

2022年度の情報をまとめております。学校によっては明確な数字が出ていないところもありますが、定員数は全国で1055人になります。

国公立 定員数 内総合型選抜
帯広畜産大学 40  
北海道大学 35  
岩手大学 30 3
東京大学 30  
東京農工大学 35 4
岐阜大学 30 4
大阪公立大学 40 5
鳥取大学 35 5
山口大学 30 3
宮崎大学 30  
鹿児島大学 30 8
国公立計 365 32
私立 定員数 内推薦
酪農学園大学 120 27
北里大学 120 50
日本獣医生命科学大学 80 20
日本大学 110 45
麻布大学 120 28
岡山理科大学 140 40
私立計 690 210

最新情報は必ず各大学のHPにご確認ください。


2:現役ならば総合型選抜も視野に入れること

総合型選抜は「現役生のみ」が受けれます。国公立の推薦入試です。2022年度では7校で実施されています。
つまり国公立の試験回数が1つ増えることになります。獣医学部は浪人生も多いので、一般試験は現役生には圧倒的不利な状況です。国公立の総合型選抜は共通テストを課しますが、低い倍率、現役生だけの争いになります。もし第一希望の大学がこの総合型選抜を実施しているのであれば、受験資格を得られるように動きましょう。

我が家は2年生の頃から国公立の総合型選抜入試を受けれないかと学校に相談を持ち掛けました。それならこれぐらいの成績をキープする様にといった指針を提示してくれましたので、息子は推薦をもらえるように定期テストをまんべんなく点数を取るようにしていました。獣医学部に行きたいのであれば、早い段階から学校側に進路希望をアピールしておくと、熱意として伝わると思います。そのおかげで我が家は学校から1名だけの推薦枠をいただくことができました。

3:総合型選抜の特徴

各大学が指定した条件が存在します。合格後の大学入学を確約できる事は必須となりますが、それ以外は各大学が求める人材となります。
<条件の一例>

  • 評定偏差値4.0以上
  • 高校時代の功績・実績
  • 英語能力が必要(英検2級以上等)
  • 地域限定
  • 学校より1名

志望理由書・調査書を提出、1次試験に面接・小論文を行い、共通テストの結果で合否が決まる事が多いです。
出願時に各学校が定める倍率を超えた場合は、書類で1次選抜が行われることもあります。

面接・小論文は苦手やから無理や…

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あきらめるのはまだ早い!
東京農工大学は、2022年度分募集要項では面接と小論文がありませんでした。
もし面接・小論文が苦手な人は東京農工大学は受験先の候補としてチェックしておいてください。毎年7月下旬に募集要項発表があります。

どの大学もアドミッションポリシーがありますので、そちらをよく読んで自分がその大学で何をしたいのかが明確にできるのであれば、チャレンジするべきです。
ただでさえ狭き門ですので、現役生であれば利用するべきです。
学校からの推薦がもらえない、調査票の内容が悪そう、という事にならないように、高校の授業をおろそかにせず、部活や学校行事などの勉強以外の力も幅広く対応しておく姿勢が必要です。

4:総合型選抜入試のデメリット

これは一般入試と大きな違いですが
情報がなく、対策が厳しい
これが難点です。
赤本にもちろん問題は掲載されていません。だから傾向と対策ができないではなく、可能な範囲で高校に協力をお願いしましょう。

  • 出願書類のチェック
  • 過去の他大学(農学部系統)の推薦試験で出題された小論文や面接の情報

息子は推薦試験対策で、いくつか小論文対策問題を渡してもらっていました。学校が生徒から推薦入試受験報告書を集めている体制がしっかりしていたので、非常に助かりました。恩恵を受けた分、息子も細かく書かされていましたが(笑)

 

まとめ:今回伝えたいこと

現役生であれば総合型選抜を視野に入れ、学校の成績をおろそかにしない。

高校側にも早いうちから獣医学部を志望していることを伝えておくこと。