40代未亡人の迷走日記

日常のあれこれ、未亡人のおばさんが迷走している日記です。

会社の変化に対し、受け止めるか辞めるか

昨日久々に一緒に長く働いた仲良し同僚くんに連絡をしてみたら
「俺、今月末で仕事終了。有給消化で9月末に退職するねん」と。

 

何?辞めるだと?!
ちょっと待て、今月初めにも最後一緒の部署で働いていた後輩もやめると連絡があったところです。本当に人が頻繁にやめる会社です。

私が退職後から半年のうちに、噂で聞くところもう7人。大企業ではありませんので、総務課、経理課・・といった各部署から1名ずつ辞めたといった感じです。
組織として、そういうタイミングなのかもしれないと思いつつ。

 

私の仲良し同僚くんは、まだ幼稚園に通う子がいる40代。この会社で12年以上で働いていました。私が辞めるのと違って、リスク度合いが雲泥の差なので辞める報告に驚いてしまいました。辞めたいとは言っていたけど、生活を考えたら絶対辞めないだろうと思っていたからです。

私はもう子どもの学費は貯めたし、あとは自分の事だけ考えればいいので辞めることが選択できました。でも、ここから子育てにお金がかかる人が辞めると決めたのですから、本当に色々の悩んだ上だったのでしょう。

 

私たちが協力して頑張ってきた社内システム部門のメンバーは4人いたのですが、とうとう全員退職になりました。社内システム部門が外部委託になった時から、いつか退職をしなければならない流れだったのかもしれません。

私も彼も最後は今までのシステム知識を全く活かせない業務に異動となり、社内に居ながら転職に近い状態で頑張ってきたのですが、やはり人には「向き不向き」が存在します。不向きな仕事の毎日は心の病を引き起こします。私は倒れる寸前であれば次に進めると思ったので辞めました。彼も家族がいる分、同じ考えなのかもしれません。

 

インフラトラブル、従業員のパソコンやシステムの操作方法などを社内全般のシステムをサポートしてきましたが、あの会社では「社内システム部門を抱える時代」ではなくなったということと受け止めていました。

 

「そんなことしたら、会社でシステムの事が聞けなくなって大変なことになる」
と言ってギャーギャー騒ぐ人もいましたが、私はたとえ自分の仕事がなくなろうとも外部委託は正解だと思っていました。

 

中小企業だったために、システム部門と言えども、従業員にとっての「システムに関する何でも屋」でした。当時の会社の方針は「とにかくシステムに関係することはシステム部門が対応すること」だったからです。


電話が繋がらない、ネットが繋がらない、マウスが動かない、印刷ができない、システムに関係するものであれば、何でも聞かれます。ひどい人だと、プリンタインクの種類が多くて何買ったらいいかわからないので、代わりに買っておいて欲しい依頼もありました。

何でも屋が丁寧に答えれば答えるほど「甘え」が生じます。従業員はシステムを覚えようとしなかったり、こちらの案内にも一切目を通さずに「聞けばどうにかなる」と本当に適当に状況説明もきちんとせず、お構いなしにとにかく連絡が来る状態でした。

 

何でもシステム部門にやらせる考えは、従業員を甘えさせすぎた部分があり、成長を妨げてしまったところもあると思います。そういう意味でも、外部委託になると気楽に連絡できませんので、従業員は質問力を磨かねばなりません。最初は文句も出て大変だったのですが、そのうち従業員の成長に繋がっていくと私は考えます。

 

役員もそこまで考えて外部委託の決断をしたのだったら嬉しいのですが、どうやら経営が厳しいらしい噂は聞こえてきていたので、人を雇いたくないと言う理由だけで外部委託にしたのであれば残念だなぁ…。

 

今回伝えたいこと

会社で変化が起きるときは、プラスとマイナスの両面が発生する

変化に対し、自分でプラスと思う道を進む