40代未亡人の迷走日記

日常のあれこれ、未亡人のおばさんが迷走している日記です。

投資詐欺にあった22歳のニュースを聞いて

珍しく情報番組を見ていると、2年前に暗号資産の投資に150万だまされた22歳の女性が返還を求めたが応じてもらえず、それを苦にして自死を選んでしまったという内容が報道されていました。

news.tv-asahi.co.jp

 

はっきり言いたい!

過ちは誰にもある。生きていれば、いくらでも挽回できるんだよ!

 

その女性はひとり親家庭で育ち、就職したから奨学金を返済が始まるので、その返済を少しでも楽にしたく、友人に誘われた暗号資産の投資話に応じてしまったかもしれないと。
だまされる方も悪いと言うのもその通りなんですが、どうしても私はお母さんの立場で見てしまうので、一緒懸命育てて大きくなった娘が、こんな形で…と思うと他人事には思えずやり切れません。
顔出し実名で報道するという勇気に、同じような被害者を出したくないというお母さんの強い意思を感じました。
私なりに、奨学金を苦にしている学生に向けて言いたいことをまとめてみました。

 

 

生涯賃金をあえて計算してみる

サラリーマンの生涯年収平均をネットで調べる、と女性なら2.44億円なんですよ。

www.hokugin.co.jp

自分には2.44億稼げる力がある事を知っているだけで、奨学金の返済はほんの一部の金額にすぎないことがわかると思います。

 

奨学金の利子は低金利である

この女性は投資のために消費者金融からお金を借りたそうですが、消費者金融金利を知っていたのでしょうか?

奨学金金利は上限が3%と決められています。
一方消費者金融金利は4〜18%と記載されていました。

どう考えても奨学金金利は安いのです。彼女は投資すれは、お金が増えるから問題ないと思っていたと考えられますが、そもそも安い金利の借金を返すために、高い金利で借金している事を理解してなかったのかと思うと無念です。

 

奨学金返済シュミレーションをしてみる

学生がどれぐらいで将来自分が返済するのか、返済予定額を知る事ができます。

simulation.sas.jasso.go.jp

就職前に、自分が毎月いくら返済し、手取りにどれぐらい残るかは調べておけば、生活スタイルを考えていけると思います。
手元に残るのが少ないと思うのであれば、生活スタイルを見直すべきです。
例えば、お昼を弁当にお茶を持参するだけでも毎月5000円は浮いてくると思います。
たかが5000円ではありません。

個人的には
「将来に借金して大学に行っている」
と知ることができるので、このシュミレーションはできれば大学進学後すぐに見ておく方が良いと思います。

 

庶民には儲け話が来るわけない

個人的には、この女子大生に対してあかん!と思った事は、断れなかった事です。
同じ友人にすごい勢いで畳み掛けられたとしても、きちんと断れた人もいたはずです。

この女性は判断を鈍らす様な戦法で畳み掛けられたらしいく、そのスキを突かれてしまい残念な結果になってしまったのですが、

本当に有益な話は特別な人達だけ、庶民である自分にはご縁がない世界だ

と常に肝に銘じておくのが1番です。

 

楽して稼げるはない

自分の好きなことしてて、稼いでる人は確かにいます。でもその人達は、「好きな事=仕事」なので、実際は起きてる時間はずっと働いてたりします。だから楽して稼いでるわけではありません。

そして人に預けてお金が増えるなんて絶対にありえません。
自分の大切なお金を簡単に人に預けるのではなく、国から認められた銀行や証券会社に預けましょう。
大幅に増えることはありませんが、急になくなることもありません。

 

今回伝えたいこと

明石家さんまが好きな言葉が
「生きているだけで、丸儲け」
だそうです。良い言葉です。

生きていれば、それだけで価値があるんです。
生きていれば、やり直しできるんです。