40代未亡人の迷走日記

日常のあれこれ、未亡人のおばさんが迷走している日記です。

ジェンダー問題と少子化問題は繋がってる??

長年ひとり親をやってきたので、ひとり親の人達が集まる団体に所属しております。
年齢層も幅広く、子どもが20歳を超えると寡婦の扱いに。
とうとう私も寡婦の仲間入りだそう。


活動の参加者はどうしても時間に余裕がある寡婦の方が中心。高齢寡婦(70代以上)の方が多い。普段は日々の活動の報告や、今後の計画についてといった、どちらかといえば眠たい時間を過ごすのですが、この前は少し違いました。

どうやら男女共同参画社会のプロジェクトに参加するらしく、ジェンダーについて何か知りたい事とか、思うことはありますか?という議題がありました。

 

ほとんどの高齢寡婦がトンチンカンな発言をする中で、一人の80代高齢寡婦が

「ジェンダー問題は少子化問題に繋がってると思うのです。女性は子育てとキャリアの選択を迫られる、子育ては自分の時間がなくなるとか、今の若い女性には子育てに良いイメージがない。子どもを産む選択をしたく無い人が多いのもうなずける」

 

これはその通りだなと。
どうしても「女は家庭」という意識が強いのは日本全体にある。異次元の少子化対策と言っても、単に制度を作ったところで日本全体の意識が変わるわけではない。
会社は国が制度を作ることでどうにか変えることはできるが、家庭はそうはいかない。
家庭の中で一番やっかいな敵は「同性」だと私は思っている。母親だったり義母だったり、親戚の女性陣だったり。
「私たちは2,3人子どもを産んで家事もやってきたわよー。」手も金も出さないのに口だけ出される場合がある。

 

今はそのころと圧倒的に環境が違う。高度経済成長期のように、夫だけの稼ぎだけでは家庭は維持できない。子育ての親の責任も多く、子どもが巻き込まれる犯罪が発生する度に親の仕事が増える気がする。

 

個人的にはひとり親でも子育てするのは大変だったけど、お金では買えない経験と幸せをもたらせてくれたので、良かったと思っている。色んな人の子育てブログを見ていると、子育てしんどいけど楽しんでいる気がする。

 

悪いことは興味を引きつけやすいから、視聴率やクリック率が上がるため取り上げていいるけど、もう少し「子育ての良いこと」を報道してくれたら若い子の意識も変わるんじゃないかなと思ってしまう。。

 

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ふと、そんなことを思いつつ、参加している会場を見わたすと

「ここもジェンダーレスできてない…」

 

ひとり親って言うが、この団体も男性が参加してない事がに気づく。世間的に少数派かもしれないが、なんか「女性しか参加できない団体」になっているのでは?と思う。

女性にとって不利だ!不利だ!という話をするけど、男性が女性の社会(子育てや学校)に入って普通に参加していくのもハードルが高いとは思う。
老後は地域という枠に入ると、高齢女性は何かといえば男性が「役職」に就くべきと言う。男性で役に就くのが好きではない人は、地域活動に参加をしぶっている姿をよく見る。
ジェンダーレスってなかなか根深いと思いつつ。

 

今回伝えたい事

ジェンダーレスという意識がない世間で
頑張ってきた高齢寡婦の皆様はすごい事に気付いた。