先日、ある講演会で「私立の高専」があることを知りました。
それは徳島県にある「神山まるごと高専」
学校のコンセプトは
15歳から、テクノロジーとデザイン、
起業家精神を一度に学ぶテクノロジーは今の時代の公用語。デザインは未知の価値をカタチにする必須スキル。そして、起業は人間の未来を変える確度の高い選択肢。そんなふうに考える神山まるごと高専は、10代のこの時期こそこの3つの分野を同時に学ぶ学校です。インプットだけでなくアウトプット重視の授業は、様々な分野を学問として学ぶだけでなく、実践的な知識やスキルを身に付け、15歳から20歳までの5年間で未来を変える力を身につけた独自の人間を育みます。
引用:神山まるごと高専
私もサラッとお話を聞いただけになるが、今までの高専とは違い、起業家を育てる学校だそうだ。私が知っている学校教育とは違い、即戦力かつ起業家を育てるというのが今時だなと感じました。
今までの学校教育だと、社会に出てみると、ちょっと残念な社会人になってしまう事も非常に多かった。あの子賢かったのに、仕事し始めると長続きしなかったり、あれれ?みたいな。
そういえば近所のお姉さん、神童と言われ京大出たけど、現在はその能力が社会に馴染めず今は家に居てたり。
息子の世代でも、未だに偏差値重視の学歴社会が根強いと感じています。なんとなく日本人って、断定的な表現を避ける割には、わかりやすい基準が好きなのかもしれないな。
この高専のお話を聞いた時に一番感動したのは
経済状況に左右されない。そんな学校を目指している
と言う点。
ひとり親で子育てしてきたから、子どもの学力って親の経済状態にすごく影響されると思っていました。息子の通った高校は進学校だったため、高収入のご家庭(医者)が多かったです。「地頭が良い+高い教育費⇒医学部進学」だよねと思いつつ。
子どもがやりたい!学びたい!と思っても、親がそのお金を出せない状況だと察すると、子どもは諦めざるを得ない。親が日々の生活だけでも大変な姿を見ているだけに、親に自分のやりたい事のために学費を出してくれとは言いだせない。
「経済的にお金を出してあげれなくてごめんね…」と言う親ならまだいいが、「はあ?なんで進学のために金出さなあかんねん」という親もいる。
日本を支える「希望の芽」である子どもたちに対し、経済状態を理由に断念しないように支援してくれているのが嬉しい。
知らないだけで、こんな素敵な学校が探せばあるんだ。と思って嬉しくなった。
しかしそれだけ入学試験は倍率も高いし、本気度が試される。
厳しいようだが、その現状をみて諦めず本気で挑んでくる子ならば受け入れてくれるのが嬉しい。
息子にこの高専の話をしたところ
「今の時代、経済状況を理由に夢を諦めない方法がネットで調べれば絶対にあるはず。どんな人でも勉強したい、叶えたい夢を諦める必要はないと思う。
探せば、経済状況の厳しい子に勉強を無料で教えてくれるところもあるはずだし、給付奨学金もあるはず。スマホ持ってるんだから、親に頼らず自分で調べるのも大事ちゃう?」
結構熱い答えが返ってきた。
なんて、息子はまっとうな事を言っていましたが、お金周りの情報は母が探したんですけど…。と思いつつ。
息子は普通の子に比べて、親が苦労して貯めたお金で大学に通っているという意識を持っているので、ありがたいなと思っています。
今回伝えたい事
経済的理由で諦める前に、公的な相談やネット検索などで情報を探しまくろう